面接・採用向けAI文字起こしツール比較
【2026年3月22日更新】
このページでわかること
- このページの対象者: 採用面接の録音・文字起こし・評価シートの自動作成を効率化したいHR担当者・採用チーム
- このページで重視する比較軸: 話者識別精度・要約精度・エクスポート形式・セキュリティ・共有機能
- 読了目安: 約10分
3行結論
- セキュリティ要件が高く複数ツールで面接を行う場合は、Notta がISO27001・SOC2準拠かつZoom/Teams/Meet対応で最も汎用性が高い
- 日本語面接の話者分離・議事録精度を最重視する場合は、Rimo Voice が日本語特化で高品質な話者別議事録を生成できる
- 話者識別・フィラー除去など専門性の高い法人ニーズには、Otolio が企業向け専用機能と14日間トライアルで導入しやすい
採用面接では複数の面接官と候補者が発言を交わします。その内容を手書きでメモしながら評価判断を下すのは集中力の分散につながります。AI文字起こしツールを活用すれば、面接中は候補者との対話に集中し、終了後に正確な文字起こしと要約を参照しながら評価シートを記入できます。このページでは採用・HR用途で特に重要な話者識別・セキュリティ・共有機能の観点から各ツールを比較します。
採用面接の文字起こしで重視すべきポイント
- 話者識別の精度: 面接官A・面接官B・候補者という複数人を正確に分離して記録できるかどうかが議事録品質を大きく左右する
- 候補者情報のセキュリティ: 氏名・経歴・発言内容は個人情報であり、ISO27001やSOC2などの認証取得ツールを選ぶことが必須
- 評価メモへの活用しやすさ: 文字起こしを要約・箇条書きに変換できるAI要約機能があると、評価シート記入の工数を大幅に削減できる
- チームでの共有: 複数の採用担当者が同じ文字起こしにアクセスしてコメントを付けられる機能があると採用プロセスが円滑になる
面接・採用向けツール比較表
| ツール名 | 話者識別 | AI要約・評価メモ | セキュリティ認証 | 最安料金 | 向いているケース |
|---|---|---|---|---|---|
| ○ 話者識別あり | ○ AI要約・箇条書き | ISO27001・SOC2 Type II・HIPAA | ¥1,185/月(年払い) | セキュリティ重視・複数会議ツール使用の採用チーム | |
| ○ 話者分離特化 | ○ AIアシスタント | ISO27001・ISO27017 | ¥1,650/月 | 日本語面接の精度・話者分離を最重視するHRチーム | |
| ○ 専門的話者識別 | ○ フィラー除去あり | 法人向けポリシー(詳細は公式確認) | ¥10,000/月〜 | 法人での専門的な話者識別・フィラー除去が必要な場合 | |
| ○ | ○ アクションアイテム抽出 | SOC2・GDPR・HIPAA(上位プラン) | 無料(800分/シート) | Slack連携で採用チームへ即時共有したいケース | |
| ○ | ○ | GDPR対応 | 無料(Free Forever) | コストを抑えてオンライン面接を記録したいスタートアップ | |
| ✗ | △ 要約のみ | 非学習ポリシー明示 | ¥1,100/月 | 録音ファイルを安価に文字起こしして自分で整形したい場合 |
評価基準
話者識別の「○」は公式サイトに話者識別・話者分離機能の記載があるものを対象としています。AI要約の評価は公式サイトに要約機能の記載がある場合を「○」としています。セキュリティ認証は公式サイトで確認できたもののみ記載しています。料金は2026年3月時点の公式情報に基づきます。
おすすめ順と理由
1位: Notta
公式サイトによると、NottaはISO27001・SOC2 Type II・HIPAAの三つを取得しており、候補者の個人情報を扱う採用用途でも高いセキュリティ水準を満たします。話者識別機能・AI要約・Word/PDFエクスポートに対応しており、面接終了後すぐに評価シート作成に使える形式で出力できます。Zoom・Teams・Google Meetすべてに対応しているため、面接ツールが複数あっても一元管理できます。
2位: Rimo Voice
公式サイトによると、Rimo Voiceは日本語の話者分離精度に特化しており、複数の面接官と候補者の発言を高精度で分離します。ISO27001・ISO27017を取得しており、機密性の高い採用データを安全に扱えます。AIアシスタント機能により要約・議事録の自動生成も可能です。
3位: Otolio
公式サイトによると、Otolioは法人向けに特化したAI文字起こしサービスで、専門的な話者識別とフィラー(えー・あの等)除去機能を提供しています。14日間のトライアルがあり、本格導入前に採用面接での品質を検証できます。コストはやや高いですが、精度と専門性を重視する大手企業の採用チームに向いています。
向いているケース別おすすめ
スタートアップ・中小企業でコストを最小化して面接記録を効率化したい場合は、tl;dv の完全無料プランまたはFireflies.aiの無料プランから始め、運用が定着してから有料プランへ移行するのが賢明。
大手企業・上場企業で情報セキュリティ基準が厳格な場合は、Notta のISO27001・SOC2 Type II・HIPAA対応が稟議を通しやすい。
日本語のグループ面接(面接官複数名)で話者識別を確実にしたい場合は、Rimo Voice が最も高い精度で対応できる。
専門職採用(医師・弁護士など)でフィラー除去や専門用語対応が必要な場合は、Otolio の法人向け専門機能が適している。
利用時の注意点
- 候補者への同意取得が法的に必要: 個人情報保護法上、面接録音には候補者の同意が必要。利用目的・保管期間・削除方法を明示してから録音を開始すること
- 不採用者のデータ削除: 採用に至らなかった候補者のデータは必要な期間を超えて保管しないよう、ツールのデータ削除設定を確認する
- 内部共有の範囲を決める: 面接の文字起こしにアクセスできる社内メンバーを採用担当者のみに限定するアクセス権設定を行う
3行結論
- セキュリティ要件が高く複数ツールで面接を行う場合は、Notta がISO27001・SOC2準拠かつZoom/Teams/Meet対応で最も汎用性が高い
- 日本語面接の話者分離・議事録精度を最重視する場合は、Rimo Voice が日本語特化で高品質な話者別議事録を生成できる
- 話者識別・フィラー除去など専門性の高い法人ニーズには、Otolio が企業向け専用機能と14日間トライアルで導入しやすい
よくある質問(FAQ)
面接官と候補者の声を自動で分けて記録できますか?
NottaとRimo Voiceは話者識別機能を備えており、複数の参加者の発言を自動で分離して記録できます。公式サイトによると、Nottaは話者識別精度の向上に継続的に取り組んでおり、Rimo Voiceも話者分離を主要機能として提供しています。Otolioはさらに専門的な話者識別に特化した法人向けサービスです。
面接録音をAIで文字起こしする場合、候補者の同意は必要ですか?
日本の個人情報保護法の観点から、面接を録音・文字起こしする場合は候補者に事前に告知し同意を得ることが必要です。録音の目的・データの取扱い・保管期間を明示することが求められます。この義務はAIツールの利用有無に関わらず生じます。
面接の文字起こしデータはどのくらい安全に保管されますか?
Nottaは公式サイトにISO27001・SOC2 Type II・HIPAAへの準拠を明示しており、企業利用でのセキュリティ水準を満たしています。Rimo VoiceもISO27001・ISO27017を取得しています。Otolioは法人向け専用プランでデータ管理ポリシーを提供しています。候補者情報という機密性の高いデータを扱うため、セキュリティ認証の確認は必須です。
面接の評価シートをAIで自動生成できますか?
Nottaのよくある使い方として、文字起こし後にAI要約機能で面接のポイントを箇条書きにまとめることができます。Rimo VoiceもAI要約機能を提供しており、議事録形式のアウトプットが得られます。完全に評価シート形式での出力は各ツールによって異なるため、公式サイトの機能詳細を確認してください。
複数の採用担当者で面接メモを共有する機能はありますか?
Nottaは文字起こし結果をチームメンバーと共有するリンク発行機能・コメント機能を備えています。Rimo Voiceも共有URLの発行が可能です。Fireflies.aiはSlackへの自動投稿連携があり、採用チーム全員への即時共有に向いています。