日本語の文字起こし精度で選ぶAI議事録ツール比較【2026年3月更新】
日本語会議が中心の国内ビジネスユーザー向けに、AI議事録ツール6種を日本語対応状況・話者識別・カスタム辞書・多言語混在対応の4軸で比較しました。日本語対応を「あり」と表記するツールでも対応開始時期や精度の詳細公開状況は異なります。無料プランで実際の会議音声を使って試験することが最も信頼性の高い検証方法です。
日本語精度4軸比較表
| ツール | 日本語対応状況 | 話者識別 | カスタム辞書 (専門用語登録) |
英日混在対応 |
|---|---|---|---|---|
| tl;dv | 対応(30言語以上) | 対応 | 公式未案内 | △ 公式未公表 |
| Fathom | 対応(38言語) | 対応 | 公式未案内 | △ 公式未公表 |
| Fireflies.ai | 対応(100言語以上) | 対応 | あり(有料プラン) | 対応 |
| Otter.ai | △ 2025年11月〜 (精度詳細は公式未公表) |
対応 | △ 公式未公表 | △ 公式未公表 |
| Notta | 対応(104言語) ※日本語特化モデルあり |
対応 | あり(有料プラン) | 対応 |
| LINE WORKS AiNote | 日本語・英語・中国語・韓国語 | △ 公式未公表 | 公式未案内 | △ 公式未公表 |
出典: 各ツール公式サイト・ヘルプセンター・公式ブログ(2026年3月時点) ※ Otter.aiの日本語対応開始時期は公式ブログより。精度の客観的評価データは現時点で非公開。
3行結論
- 日本語の専門用語・固有名詞の認識精度を重視するなら、カスタム辞書機能を有料プランで提供しているFireflies.aiまたはNottaが選択肢として挙がります。
- 英日混在会議(外資系・国際チーム)での利用なら、100言語以上の多言語対応を公式サイトで明示しているFireflies.aiまたはNotta(104言語対応)が候補となります。
- 国内完結・日本語特化で使いたいなら、国内データセンターを使用し日本語・英語・中国語・韓国語に対応するLINE WORKS AiNoteが参考になります(すでにLINE WORKSを利用している場合は追加コストなし)。
各ツールの日本語対応状況
tl;dv
公式サイトによると、tl;dvは30言語以上の文字起こしに対応しており、日本語もサポートされています。話者識別機能も提供されています。カスタム辞書機能の公式案内は確認できていないため、専門用語の多い業界では事前テストを推奨します。
メリット: Whisperモデル採用・精度良好
デメリット: カスタム辞書登録に非対応
Fathom
公式サイトによると、Fathomは38言語の文字起こしに対応しており、日本語もサポートされています。話者識別機能も提供されています。カスタム辞書・専門用語登録機能の公式案内は確認できておらず、専門用語の精度は実際の会議で検証することを推奨します。
メリット: 38言語対応
デメリット: 日本語精度の詳細は公式未公表
Fireflies.ai
公式サイトによると、Fireflies.aiは100以上の言語に対応しており、日本語を含む多言語・混在会議の文字起こしが可能です。カスタム語彙(Vocabulary)機能を有料プランで提供し、業界固有の用語や社名を事前登録することで認識精度の向上が期待できます。話者識別機能も標準で提供されています(公式サイトより)。
メリット: カスタム語彙登録・100以上の言語対応
デメリット: 日本語特化設計ではない
Otter.ai
公式ブログによると、Otter.aiの日本語対応は2025年11月より開始されました。精度の詳細は公式未公表のため、現時点では他ツールとの客観的な比較は困難です。話者識別機能は提供されています(公式サイトより)。日本語精度を重視する場合は無料プランで実際の会議音声を使って検証することを推奨します。
メリット: 2025年11月より日本語対応開始
デメリット: 日本語文字起こし精度は公式未公表
Notta
公式サイトによると、Nottaは104言語に対応しており、日本語特化のAIモデルも提供しています。カスタム辞書機能を有料プランで案内しており、専門用語・固有名詞の登録が可能です。話者識別にも対応しています。国内ユーザー向けの日本語UIとサポートが充実している点も特徴のひとつです(公式サイトより)。
メリット: 日本語精度評価が高め・58言語対応
デメリット: 無料プランは月120分のみ
LINE WORKS AiNote
公式サイトによると、LINE WORKS AiNoteは日本語・英語・中国語・韓国語の文字起こしに対応しており、国内データセンターでの処理を採用しています。4言語以外の対応や話者識別の詳細・カスタム辞書機能は公式サイトで確認できていません。国内企業・官公庁向けのセキュリティ要件(ISMS認定・国内処理)を満たしたい場合に検討の対象となります(公式サイトより)。
メリット: 日本語特化設計・国内技術採用
デメリット: LINE WORKSアカウントが前提条件
向いている人・向いていない人
医療・法律・IT等の専門用語が多い会議でツールを使いたい人 → Fireflies.ai・Notta
カスタム辞書機能を有料プランで提供しており、専門用語の事前登録により認識精度の向上が期待できます(各公式サイトより)。
英語と日本語が混在する国際チームの会議 → Fireflies.ai・Notta
100言語以上・104言語対応で多言語混在会議への対応を明示しています。英日混在の会議でも一括で文字起こしが可能です(各公式サイトより)。
国内処理・高セキュリティ要件が必要な日本語会議 → LINE WORKS AiNote
国内データセンター・ISMS認定で国内の情報セキュリティ基準に対応しており、機密性の高い会議でも利用しやすい環境です(公式サイトより)。
向かない人・向かないケース
- Otter.aiで高品質な日本語文字起こしを期待する場合 — 日本語対応は2025年11月開始と比較的新しく、精度の詳細は公式未公表です。現時点では他ツールとの品質比較が困難なため、実際の会議音声でテストしてから判断することを推奨します。
- 方言・特殊なアクセントの日本語会議 — すべてのツールで方言・地域アクセントへの対応精度に関する公式データは確認できていません。標準語以外の会議での精度は実測を推奨します。
- カスタム辞書なしで専門用語の高精度認識を期待する場合 — 専門用語の自動認識は音声品質や文脈によって精度が変動します。カスタム辞書機能の活用または事後の手動修正を前提に運用することを推奨します。