対面会議・オフライン録音から文字起こしできるAIツール比較
【2026年3月21日更新】
このページでわかること
- 比較対象: AI文字起こし・議事録ツール 16選
- 比較軸: 音声ファイル対応形式、アップロード上限、ノイズ耐性、スマホ録音連携、セキュリティ認証、動画対応、画像/PDF対応
- 対象読者: 対面会議・オフライン録音から文字起こしをしたい人
- 読了目安: 約15分
3行結論
- **対面録音・スマホ活用を重視するなら**: Otter.ai(対面録音UIが整っている)かFireflies.ai(音声形式・容量のバランスが良い)が候補として挙がります。
- **音声形式の幅広さを優先するなら**: NottaまたはFireflies.aiが該当します。Nottaはwma/flacにも対応しており、ICレコーダーからの変換なし処理が可能です。
- **日本語専用・社内ツール連携優先なら**: LINE WORKS AiNoteが候補となります。LINE WORKSをすでに利用している組織での追加コストを抑えた導入に向いています。
対面会議や社外訪問での録音をテキスト化したい人向けに、AI文字起こしツール15種を音声ファイル対応形式・アップロード上限・ノイズ耐性・スマホ録音連携の4軸で比較しました。「ボット参加型」のWeb会議連携とは異なり、録音ファイルを後から処理する用途では対応形式・容量上限・スマホ録音UIの差が選定の鍵になります。
オフライン録音4軸比較表
| ツール | 音声ファイル対応形式 | アップロード上限(無料) | ノイズ耐性 | スマホ録音連携 | セキュリティ認証 | 動画対応 | 画像/PDF対応 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| mp3, mp4, m4a, wav | 月5本・1ファイル2GB | 標準(会議室向け) | iOS・Android対応 | SOC2 Type II / GDPR準拠 | ○(mp4等) | × | |
| 公式未公表 | 公式未公表 | 標準(会議室向け) | iOSのみ(録画再生中心) | SOC2 Type II / GDPR準拠 | × | × | |
| mp3, mp4, m4a, wav, ogg, webm | 月800分(ライブ+ファイル合計) | 比較的高め | iOS・Android(AskFred連携) | SOC2 Type II / GDPR準拠 | ○(mp4等) | × | |
| mp3, m4a, wav, mp4 | 月600分(対面録音含む合計) | 比較的高め Live Notes補正 |
iOS・Android(対面録音特化) | SOC2 Type II / GDPR準拠 | × | × | |
| mp3, mp4, m4a, wav, wma, aac, ogg, flac | 月120分・1ファイル30分上限 | 比較的高め 独自ノイズ除去搭載 |
iOS・Android(録音+アップロード) | SOC2 Type II / ISO27001 | ○(mp4等) | × | |
| mp3, mp4, m4a, wav | 月60分(ファイル含む合計) | 標準(日本語オフィス向け) | iOS・Android(スマホ録音対応) | ISO27001/SOC2(LINE WORKS) | ○(mp4等) | × | |
| MP3/WAV/MP4/MOV/FLAC等 | 2GB/ファイル | △ 評価未公表 | ○ ブラウザ録音 | 公式未記載 | ○(MP4/MOV等) | ○(PDF/画像) | |
| MP3/WAV/MP4/MOV等 | 公式未詳細 | ○ 良好 | ○ ブラウザ | ISO27001取得 | ○ | × | |
| MP3/WAV/MP4等 | 公式未詳細 | ○ | iOS/Android | ISMS認定 | ○ | × | |
| MP3/WAV/MP4等 | 公式未詳細 | ○ AmiVoice | ○ iPhone | 公式未記載 | ○ | × | |
| MP3/WAV等 | 公式未詳細 | △ 評価未公表 | ○ ブラウザ | ISO27001準拠 | × | × | |
| 音声ファイル△(形式制限あり) | 制限あり | △ 評価未公表 | × Chrome専用 | 公式未記載 | × | × | |
| ○ mp3/mp4/wav等 | 最大5ファイル・2GB(無料プランはクレジット0・体験のみ) | △ | ○ iOS・Android | ISO27001/27701/GDPR | ○ mp4等 | × | |
| MP3/WAV/MP4等 | 公式未詳細 | △ | iOS/Android | 公式未記載 | ○ | ○(OCR対応) | |
| MP3/WAV/MP4等 | 公式未詳細 | ○ Whisper | ○ ブラウザ | 公式未記載 | ○ | × | |
| PLAUD NOTE | 専用デバイス録音(オフライン対応) | 本体64GB内蔵(クラウド連携で文字起こし) | 高め(専用マイク・ノイズキャンセリング搭載) | iOS・Android(専用アプリ経由) | 公式未記載 | × | × |
出典: 各ツール公式サイト・ヘルプセンター・サポートページ(2026年3月時点) ※ ノイズ耐性は公式案内および編集部確認による評価です。公式数値は公表されていません。 ※ Fathomの音声アップロード機能仕様は2026年3月時点で公式サイトに記載なし(公式未公表)。 ※ PLAUD NOTEはハードウェア型AIボイスレコーダーのため、他のソフトウェアツールとは使用形態が異なります。
3行結論
- 対面録音・スマホ活用を重視するなら: Otter.ai(対面録音UIが整っている)かFireflies.ai(音声形式・容量のバランスが良い)が候補として挙がります。
- 音声形式の幅広さを優先するなら: NottaまたはFireflies.aiが該当します。Nottaはwma/flacにも対応しており、ICレコーダーからの変換なし処理が可能です。
- 日本語専用・社内ツール連携優先なら: LINE WORKS AiNoteが候補となります。LINE WORKSをすでに利用している組織での追加コストを抑えた導入に向いています。
各ツールのオフライン録音機能の特徴
tl;dv
公式サポートページによると、tl;dvはmp3/mp4/m4a/wavの音声ファイルアップロードに対応しています。1ファイル最大2GBまで対応しており、月5本の制限があります。スマホアプリはiOS・Android両対応ですが、オフライン録音よりもZoom/Meet会議のリアルタイム連携が主な用途です。
メリット: MP4/MKV等ファイルUP対応
デメリット: 1回あたりのUP時間に上限あり
Fathom
公式サイトには音声ファイルアップロードの対応形式・上限に関する記載がありません(2026年3月時点公式未公表)。Fathomは会議録画のリアルタイム連携に特化した設計のため、対面録音の主要ツールとして利用する場合は公式サポートへの確認を推奨します。
メリット: 38言語対応・精度良好
デメリット: ファイルUP機能は非対応
Fireflies.ai
公式ヘルプ「Upload audio/video files」によると、mp3/mp4/m4a/wav/ogg/webmに対応しており、15ツール中Notta次いで対応形式が幅広いです。月800分枠はライブ会議とファイルアップロードの合算で、定期的に録音ファイルを処理する用途で余裕があります。スマホアプリはAskFredというAIアシスタントと連携しており、録音後の要約・Q&Aが可能です。
メリット: 累計800分・MP3/MP4/WAV/M4A対応
デメリット: ノイズが多い環境は精度が変動
Otter.ai
公式ヘルプ「Import audio & video files」によると、mp3/m4a/wav/mp4に対応しています。Otter.aiは対面インタビュー・取材向けのライブ録音UIを提供しており、スマホのマイクで録音しながら同時に文字起こしする機能があります。「Otter Live Notes」機能で背景ノイズ補正を行う仕組みが公式ヘルプに記載されています。なお日本語対応は公式ブログによると2025年11月より開始されており、精度の詳細は公式未公表です。
メリット: スマホ録音・リアルタイム対応
デメリット: ファイルUPは生涯3ファイルのみ
Notta
公式料金ページおよびヘルプ「対応ファイル形式」によると、mp3/mp4/m4a/wav/wma/aac/ogg/flacの8種類に対応しており、比較対象中最多です。公式サイト「音声文字起こし機能」ページでは独自のノイズ除去処理を搭載と案内しています。録音+アップロードをスマホアプリ内でシームレスに行える設計で、現場録音からPC処理まで一貫して対応できます。ただし無料プランは月120分・1ファイル30分上限の制限がある点に注意が必要です(比較表中ではLINE WORKS AiNoteの月60分が最小)。
メリット: wma/flac含む多形式対応
デメリット: 無料は月50個のUP制限
LINE WORKS AiNote
公式ヘルプによると、mp3/mp4/m4a/wavに対応しており、スマホアプリからの録音・アップロードに対応しています。無料プランは月60分と比較対象中最も少ない枠です。日本語に特化した設計でLINE WORKS組織内での連携が強みですが、LINE WORKSを使用していない場合は他ツールの検討が現実的です。
メリット: 最大300MBのファイルUP・スマホ録音
デメリット: LINE WORKSアカウントが前提条件
文字起こしさん
公式サイトによると、国産のWeb型文字起こしサービスです。GoogleエンジンとAmiVoiceエンジンを選択でき、100言語以上の文字起こしに対応しています。音声・動画・画像・PDFのアップロードに対応しており、AI要約機能も搭載されています。無料は1日3分まで利用でき、有料プランは¥980/月〜です。オンライン会議ツールへの直接参加は非対応で、録音・録画ファイルをアップロードして使用する形式です。
メリット: 100言語・動画/PDF/画像対応・AmiVoice選択可
デメリット: 無料は1日3分・会議ツール直接連携なし
Rimo Voice
公式サイトによると、日本語に特化したWeb型の文字起こし・AI議事録サービスです。ISO27001認証を取得しており、ビジネス利用でセキュリティが求められる場面に適しています。会議URLを共有するだけで参加者の音声を文字起こしでき、AIによる議事録生成・話者識別・カスタム辞書登録に対応しています。無料プランは提供されておらず、時間課金制(¥10/分〜)が基本です。
メリット: ISO27001取得・日本語高精度・話者識別・辞書登録対応
デメリット: 無料プランなし・時間課金制
Otolio(旧スマート書記)
公式サイトによると、法人向けに特化したAI議事録・文字起こしサービスです。ISMS認定を取得しており、機密性の高い会議での利用に対応しています。Zoom・Microsoft Teams・Google MeetへのAIボット参加が可能で、高精度な日本語文字起こしとAI議事録生成・Slack/Notionへの連携に対応しています。14日間の無料体験あり、料金は法人向けで問合せ形式です。
メリット: ISMS認定・高精度日本語AI議事録・法人向け機能充実
デメリット: 個人プランなし・料金は要問合せ
toruno
公式サイトによると、AmiVoiceエンジンを採用したWindows/Web/iPhone対応の文字起こしサービスです。会議中の画面キャプチャと文字起こしを同時記録できる機能が特徴で、発言とスライドの対応を把握しやすくなっています。対面会議・オンライン会議ともに対応し、累計3時間まで無料で利用できます。有料プランは¥3,850/月〜です。
メリット: AmiVoice高精度・画面キャプチャ同時記録・対面/オンライン両対応
デメリット: Windows/Web/iPhone限定・無料は累計3時間
YOMEL
公式サイトによると、リアルタイムの文字起こし・AI議事録生成に特化したWebサービスです。会議中にAIが自動で議事録を生成し、確認・修正が可能です。2週間の無料体験があり、機能を試してから導入を判断できます。日本語対応で、ビジネス会議での活用を想定した設計となっています。料金は問合せ形式です。
メリット: リアルタイムAI議事録・2週間無料体験あり
デメリット: 料金は要問合せ・ファイルUP機能詳細は公式要確認
ユーザーローカル音声議事録
公式サイトによると、株式会社ユーザーローカルが提供する完全無料のAI議事録システムです。Chromeブラウザ上で動作し、Web会議の音声をリアルタイムで文字起こしします。感情分析・CSV出力機能を搭載しており、テキストデータの活用が可能です。登録なしでも利用できる手軽さが特徴ですが、日本語専用でスマホアプリは提供されていません。
メリット: 完全無料・感情分析/CSV出力・登録不要
デメリット: Chrome専用・スマホアプリなし・日本語のみ
RecCloud
公式サイトによると、Apowersoft傘下のRecCloudは音声・動画ファイルのAI文字起こし・字幕生成・翻訳に対応したクラウドサービスです。無料体験として1日2回・各20分まで利用でき、iOS/Androidアプリも提供されています。ISO/IEC 27001・ISO/IEC 27701・GDPR準拠のセキュリティ基準を採用しています。会議ツールへの直接連携は非対応で、ファイルをアップロードして処理する方式です。
メリット: iOS/Android対応・AI字幕生成・翻訳機能・ISO27001/GDPR準拠
デメリット: 無料体験は日2回・各20分まで・会議ツール直接連携なし
Texter
公式サイトによると、WhisperエンジンをベースにしたiOS/Android対応の文字起こしアプリです。音声文字起こしに加え、画像や書類のOCR文字認識にも対応しており、音声以外のテキスト化も可能です。日本語を含む多言語に対応しており、スマホで手軽に利用できます。基本機能は無料で利用でき、会議ツールへの直接連携は非対応です。
メリット: Whisperエンジン・OCR対応・iOS/Android・スマホで完結
デメリット: 会議ツール直接連携なし・詳細仕様は公式要確認
SecureMemoCloud
公式サイトによると、WhisperエンジンをベースにしたWebサービスで、96.2%の日本語認識精度を公表しています(SecureMemoCloud公式サイトより)。月額¥1,980〜から利用でき、会議URLを連携するだけで参加者の音声を文字起こしできます。AI要約機能も搭載しており、議事録作成の自動化に対応しています。無料プランは提供されていません。
メリット: Whisper 96.2%精度公表・AI要約あり・月¥1,980〜
デメリット: 無料プランなし・セキュリティ認証詳細は公式要確認
PLAUD NOTE
公式サイトによると、PLAUD NOTEはスマートフォン背面に装着するカード型のAIボイスレコーダーです。録音時にインターネット接続は不要で、本体64GBのストレージに音声を記録し、あとから専用アプリ経由でAI文字起こしを行う設計です。ChatGPT/Whisperエンジンを採用し、57言語に対応しています(PLAUD公式サイトより)。1回の充電で最大30時間の録音が可能で、対面商談・取材・インタビューでの長時間録音を想定した製品です。ソフトウェアとは異なりハードウェア購入型($169前後)のため、月額課金は発生しません。
メリット: 録音はオフライン対応・専用マイク搭載・月額課金なし
デメリット: 本体購入費用が必要・AI文字起こしにはインターネット接続が必要
利用シーン別おすすめ
議事録を自動作成したい → Otolio / tl;dv / Fireflies.ai
会議の録音から自動で議事録を生成したい場合に向いています。話者識別とAI要約が揃ったツールが有効で、Otolio(ISMS認定)はビジネス品質の議事録生成に定評があります。tl;dvは録音時間無制限でZoomボット非表示、Fireflies.aiはボット参加+AI要約が月20クレジット使えます。
インタビュー・講演を全文記録したい → 文字起こしさん / Rimo Voice
長時間の音声・動画を正確にテキスト化したい場合に向いています。文字起こしさんは100言語対応・動画/PDF/画像のアップロードが可能で、Rimo VoiceはISO27001取得の日本語特化エンジンを採用しています。どちらもファイルUPからのオフライン処理に対応しています。
英語・外国語の会議を文字起こししたい → Otter.ai / Fireflies.ai / 文字起こしさん
英語特化ならOtter.ai(公式パートナー・リアルタイム対応)、100言語以上対応なら文字起こしさんまたはFireflies.aiが選択肢として挙がります。RecCloudも多言語対応で音声・動画ファイルのAI文字起こし・翻訳が可能です。
スマホだけで完結させたい → Fireflies.ai / Notta / LINE WORKS AiNote
iOS/Androidアプリがあり、外出先でも録音・文字起こしが可能なツールです。Fireflies.aiはSNS共有機能も充実、NottaはWord/PDF出力に対応、LINE WORKS AiNoteはLINE WORKSユーザーにシームレスに統合できます。Texterもスマホのみで完結できるアプリです。
無料体験で試したい → ユーザーローカル / 文字起こしさん / RecCloud
登録不要または全機能無料で使えるツールです。ユーザーローカル音声議事録はChrome拡張で完全無料・感情分析付き、文字起こしさんは1日3分まで無料でPDF/画像も対応、RecCloudはiOS/Androidアプリ対応で1日2回・各20分の無料体験が可能です。
専用ハードウェアで対面録音をしたい → PLAUD NOTE
スマートフォンアプリではなく専用のAIボイスレコーダーで録音したい場合の選択肢です。PLAUD NOTEはカード型のハードウェアデバイスで、録音時はオフライン対応(インターネット接続不要)、後からアプリ経由でAI文字起こしを実行します。月額課金が発生しない点が特徴で、長期的に対面録音を行う人に向いています。
向いている人・向いていない人
営業担当・取材ライターで対面現場録音が多い人 → Otter.ai・Notta・Fireflies.ai
スマホで録音しながら後からテキスト化する用途では、Otter.ai(対面録音UI)・Notta(録音+アップロードをシームレス化)・Fireflies.ai(AskFred連携)が候補として挙がります。
ICレコーダーのwmaファイルをそのまま処理したい人 → Notta
wma対応はNottaのみです。flac対応も合わせて、古い録音機器のファイルを変換なしで処理できます。
ハードウェアボイスレコーダーで録音したい人 → PLAUD NOTE
スマートフォンのアプリではなく専用デバイスで録音したい場合や、月額コストをかけずに長期間利用したい場合に候補として挙がります。録音は本体で完結するため、スマートフォンのバッテリーや通信状況に左右されない点が強みです。
長時間録音ファイルを毎月複数本処理したい人 → Fireflies.ai Pro(有料)
無料プランではどのツールも月次制限に達しやすいです。定期的な長時間処理には有料プランの検討が現実的で、Fireflies.ai Proは年払い月約10ドルと比較的安価です(公式料金ページより)。
向かない人・向かないケース
- リアルタイムのWeb会議文字起こしが主目的: tl;dvやFathomがより適しています(オフライン機能は補完的位置づけ)。
- 録音ファイルが長時間(2時間超)かつ毎月複数本ある: 無料プランは月次制限に達しやすいため、有料プランの検討が現実的です。
- FathomのみでAI音声ファイル処理を完結させたい: 公式に音声アップロード機能の仕様が案内されていないため、対面録音の主要ツールとしては向かない可能性があります。