対面会議・オフライン録音から文字起こしできるAIツール比較【2026年3月更新】
対面会議や社外訪問での録音をテキスト化したい人向けに、AI文字起こしツール6種を音声ファイル対応形式・アップロード上限・ノイズ耐性・スマホ録音連携の4軸で比較しました。「ボット参加型」のWeb会議連携とは異なり、録音ファイルを後から処理する用途では対応形式・容量上限・スマホ録音UIの差が選定の鍵になります。
オフライン録音4軸比較表
| ツール | 音声ファイル対応形式 | アップロード上限(無料) | ノイズ耐性 | スマホ録音連携 |
|---|---|---|---|---|
| tl;dv | mp3, mp4, m4a, wav | 月5本・1ファイル2GB | 標準(会議室向け) | iOS・Android対応 |
| Fathom | 公式未公表 | 公式未公表 | 標準(会議室向け) | iOSのみ(録画再生中心) |
| Fireflies.ai | mp3, mp4, m4a, wav, ogg, webm | 月800分(ライブ+ファイル合計) | 比較的高め | iOS・Android(AskFred連携) |
| Otter.ai | mp3, m4a, wav, mp4 | 月600分(対面録音含む合計) | 比較的高め Live Notes補正 |
iOS・Android(対面録音特化) |
| Notta | mp3, mp4, m4a, wav, wma, aac, ogg, flac | 月120分・1ファイル30分上限 | 比較的高め 独自ノイズ除去搭載 |
iOS・Android(録音+アップロード) |
| LINE WORKS AiNote | mp3, mp4, m4a, wav | 月60分(ファイル含む合計) | 標準(日本語オフィス向け) | iOS・Android(スマホ録音対応) |
出典: 各ツール公式サイト・ヘルプセンター・サポートページ(2026年3月時点) ※ ノイズ耐性は公式案内および編集部確認による評価です。公式数値は公表されていません。 ※ Fathomの音声アップロード機能仕様は2026年3月時点で公式サイトに記載なし(公式未公表)。
3行結論
- 対面録音・スマホ活用を重視するなら: Otter.ai(対面録音UIが整っている)かFireflies.ai(音声形式・容量のバランスが良い)が候補として挙がります。
- 音声形式の幅広さを優先するなら: NottaまたはFireflies.aiが該当します。Nottaはwma/flacにも対応しており、ICレコーダーからの変換なし処理が可能です。
- 日本語専用・社内ツール連携優先なら: LINE WORKS AiNoteが候補となります。LINE WORKSをすでに利用している組織での追加コストを抑えた導入に向いています。
各ツールのオフライン録音機能の特徴
tl;dv
公式サポートページによると、tl;dvはmp3/mp4/m4a/wavの音声ファイルアップロードに対応しています。1ファイル最大2GBまで対応しており、月5本の制限があります。スマホアプリはiOS・Android両対応ですが、オフライン録音よりもZoom/Meet会議のリアルタイム連携が主な用途です。
メリット: MP4/MKV等ファイルUP対応
デメリット: 1回あたりのUP時間に上限あり
Fathom
公式サイトには音声ファイルアップロードの対応形式・上限に関する記載がありません(2026年3月時点公式未公表)。Fathomは会議録画のリアルタイム連携に特化した設計のため、対面録音の主要ツールとして利用する場合は公式サポートへの確認を推奨します。
メリット: 38言語対応・精度良好
デメリット: ファイルUP機能は非対応
Fireflies.ai
公式ヘルプ「Upload audio/video files」によると、mp3/mp4/m4a/wav/ogg/webmに対応しており、6ツール中Notta次いで対応形式が幅広いです。月800分枠はライブ会議とファイルアップロードの合算で、定期的に録音ファイルを処理する用途で余裕があります。スマホアプリはAskFredというAIアシスタントと連携しており、録音後の要約・Q&Aが可能です。
メリット: 累計800分・MP3/MP4/WAV/M4A対応
デメリット: ノイズが多い環境は精度が変動
Otter.ai
公式ヘルプ「Import audio & video files」によると、mp3/m4a/wav/mp4に対応しています。Otter.aiは対面インタビュー・取材向けのライブ録音UIを提供しており、スマホのマイクで録音しながら同時に文字起こしする機能があります。「Otter Live Notes」機能で背景ノイズ補正を行う仕組みが公式ヘルプに記載されています。なお日本語対応は公式ブログによると2025年11月より開始されており、精度の詳細は公式未公表です。
メリット: スマホ録音・リアルタイム対応
デメリット: ファイルUPは生涯3ファイルのみ
Notta
公式料金ページおよびヘルプ「対応ファイル形式」によると、mp3/mp4/m4a/wav/wma/aac/ogg/flacの8種類に対応しており、比較対象中最多です。公式サイト「音声文字起こし機能」ページでは独自のノイズ除去処理を搭載と案内しています。録音+アップロードをスマホアプリ内でシームレスに行える設計で、現場録音からPC処理まで一貫して対応できます。ただし無料プランは月120分・1ファイル30分上限と最も制限が厳しい点に注意が必要です。
メリット: wma/flac含む多形式対応
デメリット: 無料は月3回のUP制限
LINE WORKS AiNote
公式ヘルプによると、mp3/mp4/m4a/wavに対応しており、スマホアプリからの録音・アップロードに対応しています。無料プランは月60分と比較対象中最も少ない枠です。日本語に特化した設計でLINE WORKS組織内での連携が強みですが、LINE WORKSを使用していない場合は他ツールの検討が現実的です。
メリット: 最大300MBのファイルUP・スマホ録音
デメリット: LINE WORKSアカウントが前提条件
向いている人・向いていない人
営業担当・取材ライターで対面現場録音が多い人 → Otter.ai・Notta・Fireflies.ai
スマホで録音しながら後からテキスト化する用途では、Otter.ai(対面録音UI)・Notta(録音+アップロードをシームレス化)・Fireflies.ai(AskFred連携)が候補として挙がります。
ICレコーダーのwmaファイルをそのまま処理したい人 → Notta
wma対応はNottaのみです。flac対応も合わせて、古い録音機器のファイルを変換なしで処理できます。
長時間録音ファイルを毎月複数本処理したい人 → Fireflies.ai Pro(有料)
無料プランではどのツールも月次制限に達しやすいです。定期的な長時間処理には有料プランの検討が現実的で、Fireflies.ai Proは年払い月約10ドルと比較的安価です(公式料金ページより)。
向かない人・向かないケース
- リアルタイムのWeb会議文字起こしが主目的: tl;dvやFathomがより適しています(オフライン機能は補完的位置づけ)。
- 録音ファイルが長時間(2時間超)かつ毎月複数本ある: 無料プランは月次制限に達しやすいため、有料プランの検討が現実的です。
- FathomのみでAI音声ファイル処理を完結させたい: 公式に音声アップロード機能の仕様が案内されていないため、対面録音の主要ツールとしては向かない可能性があります。