フリーランス・個人事業主向けAI議事録ツール比較
【2026年3月21日更新】
このページでわかること
- 比較対象: AI文字起こし・議事録ツール 15選
- 比較軸: 無料プラン実用度、共有機能、セキュリティ認証、エクスポート形式、コスパ(最安有料プラン)、セキュリティ認証、動画対応、画像/PDF対応
- 対象読者: クライアントとのオンライン会議が多いフリーランス・個人事業主
- 読了目安: 約15分
3行結論
- **共有機能とセキュリティを重視するフリーランス**なら、SOC2 Type II取得・リンク共有対応のFathomまたはFireflies.aiが選択肢として挙がります。Fathomは無料プランの録音時間が無制限で無料段階から実用的です。
- **コストを最優先するなら**、年払いで月額約8〜10ドルのOtter.ai(ProプランはAI要約無制限)またはFireflies.ai(Proプランは文字起こし無制限)が候補となります。
- **Word形式で納品・共有したい**なら、無料プランでもDOCXエクスポートに対応しているNottaが参考になります。ただし無料プランは1回3分の制限があるため、有料移行前提での検討が現実的です。
クライアントとのオンライン会議が多いフリーランス・個人事業主向けに、AI議事録ツール15種を無料プランの実用度・共有機能・セキュリティ・エクスポート形式・コスパの5軸で比較しました。無料録音時間の長さより「議事録をクライアントへ即座に共有できるか」「有料移行時のコストを抑えられるか」が判断のポイントになります。
フリーランス向け5軸比較表
| ツール | 無料プラン実用度 | 共有機能 | セキュリティ認証 | エクスポート形式(無料) | 最安有料プラン | 動画対応 | 画像/PDF対応 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 高 無制限録音・AI要約10回 |
リンク共有・Slack連携 | SOC2 Type II / GDPR準拠 | TXT・PDF | 約$29/月 (年払い約$20/月) |
○(mp4等) | × | |
| 高 無制限録音・AI要約月5回 |
リンク共有・メール送信 | SOC2 Type II GDPR準拠 |
TXT・PDF | 約$20/月 (年払い約$16/月) |
× | × | |
| 中 累計800分・月20クレジット |
リンク共有・コメント・Slack連携 | SOC2 Type II GDPR準拠 |
TXT | 約$10/月 (年払い・最安クラス) |
○(mp4等) | × | |
| 中 月300分・1回30分 |
リンク共有・コメント共有 | SOC2 Type II GDPR準拠 |
TXT・PDF | 約$16.99/月 (年払い約$8.33/月) |
× | × | |
| 低 月120分・1回3分 |
△ リンク共有・エクスポート中心 | SOC2 Type II / ISO27001 | TXT・PDF・DOCX・SRT | 約$13.99/月 (年払い約$9/月) |
○(mp4等) | × | |
| 中 月300分・1回60分 |
LINEWORKS内のみ | ISO27001/SOC2(LINE WORKS) | TXT・PDF | LINE WORKSプランに含む (月数百円〜) |
○(mp4等) | × | |
| △ 1日3分 | △ テキスト出力のみ | 公式未記載 | TXT/Word/SRT等 | ¥980/月〜(Pro) | ○(MP4/MOV等) | ○(PDF/画像) | |
| × 無料プランなし | ○ リンク共有 | ISO27001取得 | TXT/DOCX等 | 時間課金 ¥10/分〜 | ○ | × | |
| △ 14日体験 | ○ 組織内共有 | ISMS認定 | PDF/Word等 | 要問合せ | ○ | × | |
| △ 累計3時間 | △ テキスト出力 | 公式未記載 | TXT等 | ¥3,850/月〜 | ○ | × | |
| △ 2週間体験 | ○ | ISO27001準拠 | 公式未詳細 | 要問合せ | × | × | |
| ○ 完全無料 | △ CSV出力 | 公式未記載 | CSV | 無料のみ | × | × | |
| △ 日2回・各20分 | △ ダウンロード共有 | ISO27001/27701/GDPR | TXT/SRT等 | 有料プランあり | ○ | ○ | |
| △ 基本無料 | △ テキスト出力 | 公式未記載 | TXT等 | 有料プランあり | ○ | ○(OCR) | |
| × 無料プランなし | ○ リンク共有 | 公式未記載 | TXT/DOCX等 | ¥1,980/月〜 | ○ | × |
出典: 各ツール公式サイト・料金ページ・セキュリティページ(2026年3月時点) ※ 有料プラン価格は年払いの場合の月換算。月払いは割高になります。為替レートにより変動します。
3行結論
- 共有機能とセキュリティを重視するフリーランスなら、SOC2 Type II取得・リンク共有対応のFathomまたはFireflies.aiが選択肢として挙がります。Fathomは無料プランの録音時間が無制限で無料段階から実用的です。
- コストを最優先するなら、年払いで月額約8〜10ドルのOtter.ai(ProプランはAI要約無制限)またはFireflies.ai(Proプランは文字起こし無制限)が候補となります。
- Word形式で納品・共有したいなら、無料プランでもDOCXエクスポートに対応しているNottaが参考になります。ただし無料プランは1回3分の制限があるため、有料移行前提での検討が現実的です。
各ツールの特徴
tl;dv
公式サイトによると、tl;dvは英国法人でGDPR準拠を明示しています。無料プランで録音時間が無制限、AI要約は累計10回まで利用できます。共有機能は会議のハイライトクリップをリンクでシェアでき、Slackへの送信にも対応しています。エクスポートはTXTおよびPDF形式に対応しています。有料プランはProが月約29ドル(年払いで約20ドル)です。スマホアプリは提供されておらず、Chrome拡張機能・デスクトップアプリでの利用となります。
メリット: ボット非表示でクライアントへの配慮可
デメリット: チーム共有は有料プランが必要
Fathom
公式セキュリティページによると、FathomはSOC2 Type IIおよびGDPR準拠を取得しており、15ツール中セキュリティ認証の明示が最も充実しています。無料プランで録音時間が無制限、AI要約は月5回まで利用できます。会議終了後、要約をメールやSlackへ自動送信する機能があり、クライアントへの即時共有に活用できます。エクスポートはTXTおよびPDF形式に対応しています。有料プランはPremiumが月約20ドル(年払いで約16ドル)です。
メリット: SOC2 Type II取得・高セキュリティ
デメリット: 有料Premiumプランは$20/月〜
Fireflies.ai
公式セキュリティページによると、Fireflies.aiはSOC2 Type IIおよびGDPR準拠を取得しています。無料プランは累計800分の録音ストレージ・月20 AIクレジットが上限です。共有機能はリンク共有のほか、コメント・リアクション機能があり、Channels機能でプロジェクト別に会議を整理できます。無料プランのエクスポートはTXT形式が中心で、PDF・DOCXは有料プランとなります(公式サイトより)。有料のProプランは年払いで月約10ドルと15ツール中最安水準です。
メリット: Slack/CRM連携・共有機能が豊富
デメリット: UIが英語メイン
Otter.ai
公式セキュリティページによると、Otter.aiはSOC2 Type IIおよびGDPR準拠を取得しています。無料プランは月300分・1回30分が上限です。リンク共有・コメント共有機能を持ち、Otter AIが会議中にリアルタイムで要約を生成します。エクスポートはTXTおよびPDF形式に対応しています。有料のProプランは年払いで月約8.33ドルと、機能量に対して比較的低コストです。なお日本語対応は公式ブログによると2025年11月より開始されており、精度の詳細は公式未公表です。
メリット: リアルタイム共有・共同編集対応
デメリット: 日本語精度の詳細は公式未公表
Notta
公式サイトによると、NottaはISO 27001認定を取得しています。無料プランは月120分・1回3分が上限で、フリーランスの業務会議での継続利用には制約が大きいです。一方、エクスポート形式はTXT・PDF・DOCX・SRT・CSVと15ツール中最多で、クライアントへの納品形式に合わせやすいのが特徴です。有料のProプランは年払いで月約9ドルです。
メリット: Word/PDF/SRT出力・58言語対応
デメリット: 本格利用には有料プランへの移行が必要
LINE WORKS AiNote
公式サイトによると、LINE WORKS AiNoteはISMS認定を取得しており、国内データセンターを使用しています。無料プランは月300分・1回60分が上限です。共有機能はLINE WORKS組織内への共有が主な想定で、組織外のクライアントへの直接リンク共有には対応していません。エクスポートはTXTおよびPDF形式に対応しています。料金はLINE WORKSのプランに含まれ、スタンダードプランは1ユーザー月数百円からです(公式サイト・料金ページより)。すでにLINE WORKSを業務利用している場合は追加コストなしで利用できます。
メリット: LINE WORKSとシームレスに統合
デメリット: LINE WORKSアカウントが前提条件
文字起こしさん
公式サイトによると、国産のWeb型文字起こしサービスです。GoogleエンジンとAmiVoiceエンジンを選択でき、100言語以上の文字起こしに対応しています。音声・動画・画像・PDFのアップロードに対応しており、AI要約機能も搭載されています。無料は1日3分まで利用でき、有料プランは¥980/月〜です。オンライン会議ツールへの直接参加は非対応で、録音・録画ファイルをアップロードして使用する形式です。
メリット: 100言語・動画/PDF/画像対応・AmiVoice選択可
デメリット: 無料は1日3分・会議ツール直接連携なし
Rimo Voice
公式サイトによると、日本語に特化したWeb型の文字起こし・AI議事録サービスです。ISO27001認証を取得しており、ビジネス利用でセキュリティが求められる場面に適しています。会議URLを共有するだけで参加者の音声を文字起こしでき、AIによる議事録生成・話者識別・カスタム辞書登録に対応しています。無料プランは提供されておらず、時間課金制(¥10/分〜)が基本です。
メリット: ISO27001取得・日本語高精度・話者識別・辞書登録対応
デメリット: 無料プランなし・時間課金制
Otolio(旧スマート書記)
公式サイトによると、法人向けに特化したAI議事録・文字起こしサービスです。ISMS認定を取得しており、機密性の高い会議での利用に対応しています。Zoom・Microsoft Teams・Google MeetへのAIボット参加が可能で、高精度な日本語文字起こしとAI議事録生成・Slack/Notionへの連携に対応しています。14日間の無料体験あり、料金は法人向けで問合せ形式です。
メリット: ISMS認定・高精度日本語AI議事録・法人向け機能充実
デメリット: 個人プランなし・料金は要問合せ
toruno
公式サイトによると、AmiVoiceエンジンを採用したWindows/Web/iPhone対応の文字起こしサービスです。会議中の画面キャプチャと文字起こしを同時記録できる機能が特徴で、発言とスライドの対応を把握しやすくなっています。対面会議・オンライン会議ともに対応し、累計3時間まで無料で利用できます。有料プランは¥3,850/月〜です。
メリット: AmiVoice高精度・画面キャプチャ同時記録・対面/オンライン両対応
デメリット: Windows/Web/iPhone限定・無料は累計3時間
YOMEL
公式サイトによると、リアルタイムの文字起こし・AI議事録生成に特化したWebサービスです。会議中にAIが自動で議事録を生成し、確認・修正が可能です。2週間の無料体験があり、機能を試してから導入を判断できます。日本語対応で、ビジネス会議での活用を想定した設計となっています。料金は問合せ形式です。
メリット: リアルタイムAI議事録・2週間無料体験あり
デメリット: 料金は要問合せ・ファイルUP機能詳細は公式要確認
ユーザーローカル音声議事録
公式サイトによると、株式会社ユーザーローカルが提供する完全無料のAI議事録システムです。Chromeブラウザ上で動作し、Web会議の音声をリアルタイムで文字起こしします。感情分析・CSV出力機能を搭載しており、テキストデータの活用が可能です。登録なしでも利用できる手軽さが特徴ですが、日本語専用でスマホアプリは提供されていません。
メリット: 完全無料・感情分析/CSV出力・登録不要
デメリット: Chrome専用・スマホアプリなし・日本語のみ
RecCloud
公式サイトによると、Apowersoft傘下のRecCloudは音声・動画ファイルのAI文字起こし・字幕生成・翻訳に対応したクラウドサービスです。無料体験として1日2回・各20分まで利用でき、iOS/Androidアプリも提供されています。ISO/IEC 27001・ISO/IEC 27701・GDPR準拠のセキュリティ基準を採用しています。会議ツールへの直接連携は非対応で、ファイルをアップロードして処理する方式です。
メリット: iOS/Android対応・AI字幕生成・翻訳機能・ISO27001/GDPR準拠
デメリット: 無料体験は日2回・各20分まで・会議ツール直接連携なし
Texter
公式サイトによると、WhisperエンジンをベースにしたiOS/Android対応の文字起こしアプリです。音声文字起こしに加え、画像や書類のOCR文字認識にも対応しており、音声以外のテキスト化も可能です。日本語を含む多言語に対応しており、スマホで手軽に利用できます。基本機能は無料で利用でき、会議ツールへの直接連携は非対応です。
メリット: Whisperエンジン・OCR対応・iOS/Android・スマホで完結
デメリット: 会議ツール直接連携なし・詳細仕様は公式要確認
SecureMemoCloud
公式サイトによると、WhisperエンジンをベースにしたWebサービスで、96.2%の日本語認識精度を公表しています(SecureMemoCloud公式サイトより)。月額¥1,980〜から利用でき、会議URLを連携するだけで参加者の音声を文字起こしできます。AI要約機能も搭載しており、議事録作成の自動化に対応しています。無料プランは提供されていません。
メリット: Whisper 96.2%精度公表・AI要約あり・月¥1,980〜
デメリット: 無料プランなし・セキュリティ認証詳細は公式要確認
利用シーン別おすすめ
議事録を自動作成したい → Otolio / tl;dv / Fireflies.ai
会議の録音から自動で議事録を生成したい場合に向いています。話者識別とAI要約が揃ったツールが有効で、Otolio(ISMS認定)はビジネス品質の議事録生成に定評があります。tl;dvは録音時間無制限でZoomボット非表示、Fireflies.aiはボット参加+AI要約が月20クレジット使えます。
インタビュー・講演を全文記録したい → 文字起こしさん / Rimo Voice
長時間の音声・動画を正確にテキスト化したい場合に向いています。文字起こしさんは100言語対応・動画/PDF/画像のアップロードが可能で、Rimo VoiceはISO27001取得の日本語特化エンジンを採用しています。どちらもファイルUPからのオフライン処理に対応しています。
英語・外国語の会議を文字起こししたい → Otter.ai / Fireflies.ai / 文字起こしさん
英語特化ならOtter.ai(公式パートナー・リアルタイム対応)、100言語以上対応なら文字起こしさんまたはFireflies.aiが選択肢として挙がります。RecCloudも多言語対応で音声・動画ファイルのAI文字起こし・翻訳が可能です。
スマホだけで完結させたい → Fireflies.ai / Notta / LINE WORKS AiNote
iOS/Androidアプリがあり、外出先でも録音・文字起こしが可能なツールです。Fireflies.aiはSNS共有機能も充実、NottaはWord/PDF出力に対応、LINE WORKS AiNoteはLINE WORKSユーザーにシームレスに統合できます。Texterもスマホのみで完結できるアプリです。
無料体験で試したい → ユーザーローカル / 文字起こしさん / RecCloud
登録不要または全機能無料で使えるツールです。ユーザーローカル音声議事録はChrome拡張で完全無料・感情分析付き、文字起こしさんは1日3分まで無料でPDF/画像も対応、RecCloudはiOS/Androidアプリ対応で1日2回・各20分の無料体験が可能です。
向いている人・向いていない人
セキュリティを重視してクライアントに安心感を示したい人 → Fathom・Fireflies.ai・Otter.ai
FathomとFireflies.ai・Otter.aiはSOC2 Type IIおよびGDPR準拠を公式サイトで明示しており、クライアントや契約先に対してセキュリティ基準を示しやすい環境です。
会議後すぐ要約をクライアントへ送りたい人 → Fathom・tl;dv
Fathomは会議終了後に要約をメール・Slack経由で自動送信できます。tl;dvはハイライトクリップのリンクを即座に共有できます。いずれも無料プランで利用可能です(各公式サイトより)。
できるだけ費用を抑えて有料移行したい人 → Fireflies.ai・Otter.ai
年払いの場合、Fireflies.aiは月約10ドル、Otter.aiは月約8.33ドルで利用できます(各公式サイト・料金ページより)。日本語対応の必要度に応じて選択することを推奨します。
WordやSRT形式での納品が必要な人 → Notta
NottaはTXT・PDF・DOCX・SRT・CSVに対応しており、字幕ファイル(SRT)まで出力できます。動画コンテンツを扱うフリーランスや、書類形式を指定されるクライアント案件に向いています。
向かない人・向かないケース
- 外部クライアントとリンク共有したい場合のLINE WORKS AiNote — 主にLINE WORKS組織内の利用を想定した設計のため、組織外への共有機能は限定的です。クライアントが異なる組織の場合は他のツールの検討が現実的です。
- 毎会議でAI要約が必要な場合の無料プラン全般 — 無料プランのAI要約機能はいずれのツールも利用回数に上限があります。毎回AI要約が業務に必須の場合は、有料プランのコストを比較したうえで移行を検討することを推奨します。
- 1回60分超の長時間会議が多い場合のOtter.ai無料プラン — 1回30分の上限があるため、長時間の打ち合わせが多いフリーランスには制約が出る可能性があります。tl;dvやFathom(1回制限が緩い)の利用を検討する価値があります。