Zoom会議の議事録を自動で作りたい人向けAIツール比較【2026年3月更新】
Zoomを主に使うビジネスパーソン向けに、AI議事録ツール5種をZoom連携方式・自動参加・録画不要度・リアルタイム文字起こしの4軸で比較しました。「ボット参加型」と「拡張機能型」では会議相手への見え方が異なるため、クライアント会議での利用前に連携方式の違いを把握することが重要です。
Zoom連携4軸比較表
| ツール | Zoom連携方式 | カレンダー連携 自動参加 |
録画不要 (リアルタイム) |
文字起こし 開始タイミング |
|---|---|---|---|---|
| tl;dv | Chrome拡張 / デスクトップアプリ | Googleカレンダー連携 | 録画不要 | 会議開始と同時に自動 |
| Fathom | デスクトップアプリ | Googleカレンダー連携 | 録画不要 | 会議開始と同時に自動 |
| Fireflies.ai | AIボット(会議に参加) | Google / Outlook連携 | 録画不要 | ボット入室後に自動開始 |
| Otter.ai | Chrome拡張 + AIボット | Google / Outlook連携 | 録画不要 | 会議開始と同時に自動 |
| Notta | AIボット / Zoom App | Google / Outlook連携 | 録画不要 | ボット入室後に自動開始 |
出典: 各ツール公式サイト・ヘルプセンター(2026年3月時点) ※ LINE WORKS AiNoteはZoomへのリアルタイム自動参加機能が無料プランで非対応のため本比較から除外しています(公式サイトより)。
3行結論
- 会議相手にボットを見せたくない場合は、拡張機能型のtl;dvまたはFathomが選択肢となります。参加者リストにボットアカウントが表示されないため、クライアント会議でも自然に利用できます。
- Outlookカレンダーを使っているWindows環境のビジネスパーソンなら、Outlook連携に対応しているFireflies.ai・Otter.ai・Nottaが候補として挙がります。
- ZoomのApp Marketplaceから導入したい場合は、マーケットプレイスへの対応が公式案内されているNottaまたはFireflies.aiが参考になります。
各ツールのZoom連携の特徴
tl;dv
公式サイトによると、tl;dvはChrome拡張機能またはデスクトップアプリをインストールすることで、Zoom会議中にリアルタイムで文字起こしを行います。参加者リストにボットが追加されないため、会議相手への影響が最小限です。Googleカレンダーと連携してスケジュール済みの会議を自動で検出し、開始時に自動録音を開始できます(公式サイトより)。
メリット: 拡張機能連携でボット参加なし
デメリット: スマホアプリ非対応
Fathom
公式サイトによると、FathomはMac/Windows向けデスクトップアプリがZoomと連動し、会議開始と同時に自動でリアルタイム文字起こしを開始します。Chrome拡張不要でデスクトップアプリのみで動作します。Googleカレンダーと連携し、会議終了直後に要約をSlackやメールへ自動送信できます(公式サイトより)。
メリット: ボット非表示・SOC2取得
デメリット: AI要約は月5回まで(無料)
Fireflies.ai
公式サイトによると、Fireflies.aiはAIボット(Fred)がZoom会議に参加者として入室する形式です。GoogleカレンダーまたはOutlookと連携してスケジュール済み会議を自動検出し、ボットを自動送信できます。ボット参加型のため参加者リストにFreddyのアカウントが表示されます。会議後にZoom・Slack・CRMへの要約送信が可能です(公式サイトより)。
メリット: Zoomカレンダーから自動参加
デメリット: ボット参加のため参加者に表示される
Otter.ai
公式サイトによると、Otter.aiはChrome拡張とAIボットの両方式に対応しています。GoogleカレンダーおよびOutlookと連携し、OtterPilotが会議に自動参加して文字起こしとリアルタイム要約を生成します。会議中にリアルタイムで要約が更新される機能はOtter.ai独自の特徴のひとつです(公式サイトより)。なお日本語対応は2025年11月より開始されており、精度の詳細は公式未公表です(公式ブログより)。
メリット: Zoom公式パートナー・リアルタイム
デメリット: 月300分・1回30分の無料制限
Notta
公式サイトによると、NottaはZoom App Marketplaceへの対応を案内しており、ZoomとのネイティブなApp連携が可能です。GoogleカレンダーおよびOutlookとの連携にも対応しています。AIボット方式で会議に参加し、文字起こしと要約を生成します。エクスポート形式がTXT・PDF・DOCX・SRTと多様な点もZoom会議後の資料作成に活用できます(公式サイトより)。
メリット: Zoom Marketplace登録・多言語対応
デメリット: 無料プランは1回3分の制限
向いている人・向いていない人
ボット不使用でZoom会議を文字起こししたい人 → tl;dv・Fathom
tl;dvとFathomはChrome拡張またはデスクトップアプリ方式のため、参加者リストにボットが表示されません。クライアント向け会議や対外的な会議でツールの存在を目立たせたくない場合に向いています。
OutlookカレンダーでZoom会議を管理しているWindowsユーザー → Fireflies.ai・Otter.ai・Notta
Outlook連携に対応しているFireflies.ai・Otter.ai・Nottaは、Outlookで管理するZoomスケジュールから自動でボットを送信できます(各公式サイトより)。
Zoom App Marketplaceから手軽に導入したいIT管理者 → Notta・Fireflies.ai
NottaとFireflies.aiはZoom App Marketplaceへの対応を公式に案内しており、組織的な導入・管理がしやすい環境です(各公式サイトより)。
向かない人・向かないケース
- ボット参加に同意を得られないクライアントとの会議 — AIボット型(Fireflies.ai・Otter.ai・Notta)は参加者リストに表示されます。事前同意が取れない場合は拡張機能型を選ぶか、録音自体を見送ることを推奨します。
- Zoomのブレイクアウトルームを頻繁に使う場合 — ブレイクアウトルームでの文字起こしは各ツールで制限がある場合があります。各ツールの公式サポートで最新の対応状況を確認することを推奨します。
- インターネット接続が不安定な環境でのリアルタイム文字起こし — いずれのツールもクラウド処理のため、接続が不安定な場合は文字起こし精度や継続性に影響が出る可能性があります。