会議の要約・アクションアイテム抽出に強いAIツール比較
【2026年3月21日更新】
このページでわかること
- 比較対象: AI文字起こし・議事録ツール 15選
- 比較軸: AI要約の種類、アクションアイテム自動抽出、タスクツール連携、要約カスタマイズ、セキュリティ認証、動画対応、画像/PDF対応
- 対象読者: 会議後のタスク管理を効率化したいビジネスパーソン
- 読了目安: 約15分
3行結論
- **アクションアイテムを複数のタスクツール(Asana・Notion・Linear等)に連携したい**なら、インテグレーション数が最多クラスのFireflies.aiが選択肢として挙がります。有料Proプランで連携が有効になります。
- **会議中にリアルタイムで要約を確認したい**なら、Otter.ai(OtterPilotがリアルタイム要約を生成)またはtl;dv(リアルタイム文字起こし表示)が候補となります。
- **要約フォーマットをチームのルールに合わせてカスタマイズしたい**なら、カスタムAIプロンプトに対応しているtl;dvまたはFireflies.aiのAIノートブック機能が参考になります。
会議後のタスク管理を効率化したいビジネスパーソン向けに、AI議事録ツール14種をAI要約の種類・アクションアイテム自動抽出・タスクツール連携・要約カスタマイズの4軸で比較しました。アクションアイテムの自動抽出精度はすべてのツールで公式保証値が公開されていないため、実際の会議で検証したうえで運用に組み込むことを推奨します。
要約・アクション抽出4軸比較表
| ツール | AI要約の種類 | アクションアイテム 自動抽出 |
タスクツール連携 | 要約カスタマイズ | セキュリティ認証 | 動画対応 | 画像/PDF対応 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| トピック別・ハイライト | あり(AIプロンプト設定) | Slack・HubSpot・Salesforce | カスタムAIプロンプト | SOC2 Type II / GDPR準拠 | ○(mp4等) | × | |
| テンプレート選択式 (無料はChronologicalのみ) |
あり(Action Items項目) | Slack・Notion・HubSpot | △ テンプレート選択式(有料で追加) | SOC2 Type II / GDPR準拠 | × | × | |
| Chapters / Action Items / Summary | あり(Action Items自動生成) | Asana・Notion・Linear・Monday等 | カスタムAIノートブック | SOC2 Type II / GDPR準拠 | ○(mp4等) | × | |
| リアルタイム要約 | あり(リアルタイム識別) | Slack・HubSpot・Salesforce | △ 公式未詳細 | SOC2 Type II / GDPR準拠 | × | × | |
| 箇条書き・段落要約 | △ 有料プランで強化 | Slack・Notion・Zapier | △ 有料プランで追加テンプレート | SOC2 Type II / ISO27001 | ○(mp4等) | × | |
| 箇条書き要約 | × | × | × | 公式未記載 | ○(MP4等) | ○(PDF/画像) | |
| AI議事録自動生成 | ○ 自動抽出 | ○(Slack等) | ○ テンプレあり | ISO27001取得 | ○ | × | |
| 高精度AI議事録 | ○ 自動抽出 | ○(Slack/Notion等) | ○ テンプレあり | ISMS認定 | ○ | × | |
| 基本要約 | △ 限定 | × | △ | 公式未記載 | ○ | × | |
| AI議事録 | ○ | △ | ○ テンプレあり | ISO27001準拠 | × | × | |
| 基本のみ | × | × | × | 公式未記載 | × | × | |
| ○ AI要約あり | × | × | × | ISO27001/27701/GDPR | ○ | ○ | |
| 基本要約 | × | × | × | 公式未記載 | ○ | × | |
| AI要約あり | △ 基本 | △ | △ | 公式未記載 | ○ | × |
出典: 各ツール公式サイト・インテグレーションページ(2026年3月時点) ※ LINE WORKS AiNoteはAI要約機能が有料プランのみのため本比較から除外(公式サイトより)。
3行結論
- アクションアイテムを複数のタスクツール(Asana・Notion・Linear等)に連携したいなら、インテグレーション数が最多クラスのFireflies.aiが選択肢として挙がります。有料Proプランで連携が有効になります。
- 会議中にリアルタイムで要約を確認したいなら、Otter.ai(OtterPilotがリアルタイム要約を生成)またはtl;dv(リアルタイム文字起こし表示)が候補となります。
- 要約フォーマットをチームのルールに合わせてカスタマイズしたいなら、カスタムAIプロンプトに対応しているtl;dvまたはFireflies.aiのAIノートブック機能が参考になります。
各ツールの要約・アクション抽出の特徴
tl;dv
公式サイトによると、tl;dvはAIプロンプト機能で要約の出力フォーマットをカスタマイズできます。アクションアイテムの抽出テンプレートを事前設定することで、会議後に自動でアクションリストを生成できます。Slack・HubSpot・Salesforceへの連携に対応しており、営業チームのCRMワークフローへの組み込みに活用されています(公式サイトより)。
メリット: カスタムテンプレート・過去会議検索
デメリット: アクション連携ツールは有料
Fathom
公式サイトによると、FathomはAction Items・Chronological・Bullet Summary等のテンプレートを選択できます(無料プランはChronologicalのみ)。アクションアイテムも会議後の要約に自動で含まれます。Slack・Notion・HubSpotへの連携が可能です。カスタムプロンプトでの出力調整は有料プランで提供されています(公式サイトより)。
メリット: カスタムレポート・議事録テンプレート
デメリット: 無料はテンプレート1種のみ
Fireflies.ai
公式サイトによると、Fireflies.aiはChapters(トピック別要約)・Action Items・全体サマリーを自動生成します。カスタムAIノートブックで出力形式を調整でき、決定事項・課題・ネクストアクションなどの分類出力が可能です。Asana・Notion・Linear・Monday.comなど多数のタスクツールへの連携を有料プランで提供しており、タスク管理ワークフローへの統合に向いています(公式サイトより)。
メリット: アクション自動抽出・Asana/Jira連携
デメリット: 無料はAIクレジット月20回
Otter.ai
公式サイトによると、Otter.aiのOtterPilotは会議中にリアルタイムで要約を生成し、アクションアイテムを会議進行中に識別します。会議終了後まで待たずにリアルタイムで内容確認できる点が特徴のひとつです。Slack・HubSpot・Salesforceへの連携に対応しています(公式サイトより)。なお日本語対応は2025年11月より開始されており、日本語でのアクション抽出精度の詳細は公式未公表です(公式ブログより)。
メリット: リアルタイム要約・Slack出力
デメリット: アクション自動抽出は有料プランのみ
Notta
公式サイトによると、Nottaは箇条書き・段落形式でのAI要約を提供しており、有料プランで追加テンプレートが利用できます。Slack・Notion・Zapier経由での連携が可能です。アクションアイテムの明示的な自動抽出は有料プランでの強化が公式サイトで案内されています(公式サイトより)。
メリット: 複数の要約スタイルを選択可能
デメリット: 外部タスクツールとの直接連携なし
文字起こしさん
公式サイトによると、国産のWeb型文字起こしサービスです。GoogleエンジンとAmiVoiceエンジンを選択でき、100言語以上の文字起こしに対応しています。音声・動画・画像・PDFのアップロードに対応しており、AI要約機能も搭載されています。無料は1日3分まで利用でき、有料プランは¥980/月〜です。オンライン会議ツールへの直接参加は非対応で、録音・録画ファイルをアップロードして使用する形式です。
メリット: 100言語・動画/PDF/画像対応・AmiVoice選択可
デメリット: 無料は1日3分・会議ツール直接連携なし
Rimo Voice
公式サイトによると、日本語に特化したWeb型の文字起こし・AI議事録サービスです。ISO27001認証を取得しており、ビジネス利用でセキュリティが求められる場面に適しています。会議URLを共有するだけで参加者の音声を文字起こしでき、AIによる議事録生成・話者識別・カスタム辞書登録に対応しています。無料プランは提供されておらず、時間課金制(¥10/分〜)が基本です。
メリット: ISO27001取得・日本語高精度・話者識別・辞書登録対応
デメリット: 無料プランなし・時間課金制
Otolio(旧スマート書記)
公式サイトによると、法人向けに特化したAI議事録・文字起こしサービスです。ISMS認定を取得しており、機密性の高い会議での利用に対応しています。Zoom・Microsoft Teams・Google MeetへのAIボット参加が可能で、高精度な日本語文字起こしとAI議事録生成・Slack/Notionへの連携に対応しています。14日間の無料体験あり、料金は法人向けで問合せ形式です。
メリット: ISMS認定・高精度日本語AI議事録・法人向け機能充実
デメリット: 個人プランなし・料金は要問合せ
toruno
公式サイトによると、AmiVoiceエンジンを採用したWindows/Web/iPhone対応の文字起こしサービスです。会議中の画面キャプチャと文字起こしを同時記録できる機能が特徴で、発言とスライドの対応を把握しやすくなっています。対面会議・オンライン会議ともに対応し、累計3時間まで無料で利用できます。有料プランは¥3,850/月〜です。
メリット: AmiVoice高精度・画面キャプチャ同時記録・対面/オンライン両対応
デメリット: Windows/Web/iPhone限定・無料は累計3時間
YOMEL
公式サイトによると、リアルタイムの文字起こし・AI議事録生成に特化したWebサービスです。会議中にAIが自動で議事録を生成し、確認・修正が可能です。2週間の無料体験があり、機能を試してから導入を判断できます。日本語対応で、ビジネス会議での活用を想定した設計となっています。料金は問合せ形式です。
メリット: リアルタイムAI議事録・2週間無料体験あり
デメリット: 料金は要問合せ・ファイルUP機能詳細は公式要確認
ユーザーローカル音声議事録
公式サイトによると、株式会社ユーザーローカルが提供する完全無料のAI議事録システムです。Chromeブラウザ上で動作し、Web会議の音声をリアルタイムで文字起こしします。感情分析・CSV出力機能を搭載しており、テキストデータの活用が可能です。登録なしでも利用できる手軽さが特徴ですが、日本語専用でスマホアプリは提供されていません。
メリット: 完全無料・感情分析/CSV出力・登録不要
デメリット: Chrome専用・スマホアプリなし・日本語のみ
RecCloud
公式サイトによると、Apowersoft傘下のRecCloudは音声・動画ファイルのAI文字起こし・字幕生成・翻訳に対応したクラウドサービスです。無料体験として1日2回・各20分まで利用でき、iOS/Androidアプリも提供されています。ISO/IEC 27001・ISO/IEC 27701・GDPR準拠のセキュリティ基準を採用しています。会議ツールへの直接連携は非対応で、ファイルをアップロードして処理する方式です。
メリット: iOS/Android対応・AI字幕生成・翻訳機能・ISO27001/GDPR準拠
デメリット: 無料体験は日2回・各20分まで・会議ツール直接連携なし
Texter
公式サイトによると、WhisperエンジンをベースにしたiOS/Android対応の文字起こしアプリです。音声文字起こしに加え、画像や書類のOCR文字認識にも対応しており、音声以外のテキスト化も可能です。日本語を含む多言語に対応しており、スマホで手軽に利用できます。基本機能は無料で利用でき、会議ツールへの直接連携は非対応です。
メリット: Whisperエンジン・OCR対応・iOS/Android・スマホで完結
デメリット: 会議ツール直接連携なし・詳細仕様は公式要確認
SecureMemoCloud
公式サイトによると、WhisperエンジンをベースにしたWebサービスで、96.2%の日本語認識精度を公表しています(SecureMemoCloud公式サイトより)。月額¥1,980〜から利用でき、会議URLを連携するだけで参加者の音声を文字起こしできます。AI要約機能も搭載しており、議事録作成の自動化に対応しています。無料プランは提供されていません。
メリット: Whisper 96.2%精度公表・AI要約あり・月¥1,980〜
デメリット: 無料プランなし・セキュリティ認証詳細は公式要確認
利用シーン別おすすめ
議事録を自動作成したい → Otolio / tl;dv / Fireflies.ai
会議の録音から自動で議事録を生成したい場合に向いています。話者識別とAI要約が揃ったツールが有効で、Otolio(ISMS認定)はビジネス品質の議事録生成に定評があります。tl;dvは録音時間無制限でZoomボット非表示、Fireflies.aiはボット参加+AI要約が月20クレジット使えます。
インタビュー・講演を全文記録したい → 文字起こしさん / Rimo Voice
長時間の音声・動画を正確にテキスト化したい場合に向いています。文字起こしさんは100言語対応・動画/PDF/画像のアップロードが可能で、Rimo VoiceはISO27001取得の日本語特化エンジンを採用しています。どちらもファイルUPからのオフライン処理に対応しています。
英語・外国語の会議を文字起こししたい → Otter.ai / Fireflies.ai / 文字起こしさん
英語特化ならOtter.ai(公式パートナー・リアルタイム対応)、100言語以上対応なら文字起こしさんまたはFireflies.aiが選択肢として挙がります。RecCloudも多言語対応で音声・動画ファイルのAI文字起こし・翻訳が可能です。
スマホだけで完結させたい → Fireflies.ai / Notta / LINE WORKS AiNote
iOS/Androidアプリがあり、外出先でも録音・文字起こしが可能なツールです。Fireflies.aiはSNS共有機能も充実、NottaはWord/PDF出力に対応、LINE WORKS AiNoteはLINE WORKSユーザーにシームレスに統合できます。Texterもスマホのみで完結できるアプリです。
無料体験で試したい → ユーザーローカル / 文字起こしさん / RecCloud
登録不要または全機能無料で使えるツールです。ユーザーローカル音声議事録はChrome拡張で完全無料・感情分析付き、文字起こしさんは1日3分まで無料でPDF/画像も対応、RecCloudはiOS/Androidアプリ対応で1日2回・各20分の無料体験が可能です。
向いている人・向いていない人
CRM(Salesforce・HubSpot)に会議まとめを自動反映したい営業担当 → tl;dv・Fireflies.ai・Otter.ai
3ツールともSalesforceおよびHubSpotへの連携を提供しており、商談会議の内容をCRMに自動記録するワークフローを構築できます(各公式サイトより)。
Asana・Notionなどでプロジェクト管理しているチーム → Fireflies.ai・Notta
Fireflies.aiはAsana・Notionへの直接連携、NottaはNotion・Zapier経由の連携に対応しており、プロジェクト管理ツールとのワークフロー統合に向いています(各公式サイトより)。
会議中に要約をリアルタイム確認しながら議論を進めたいファシリテーター → Otter.ai
OtterPilotが会議進行中にリアルタイムで要約を更新するため、現在の議論の流れを即座に把握しながら会議を進行できます(公式サイトより)。
向かない人・向かないケース
- アクション抽出の精度を100%保証したい場合 — すべてのツールでアクションアイテムの自動抽出精度に関する公式保証値は公開されていません。抽出結果は会議後に必ず人間が確認・修正する前提での運用を推奨します。
- 無料プランでカスタム要約テンプレートを多用したい場合 — tl;dvのカスタムプロンプト(累計10回制限)・Fathomのテンプレート(無料はChronologicalのみ)など、カスタマイズ機能は有料プランで拡張されるケースが多いです。
- Asana・Notion連携を無料プランで使いたい場合 — Fireflies.aiのタスクツール連携は有料プランでの提供が中心です。無料プランでの連携可否は各ツールのヘルプセンターで最新の状況をご確認ください(公式サイトより)。